2009年2月1日

Monochrome Set / Eligible Bachelors

酒倉庫人 波蔵です。
今日は 朝から久々の快晴で気持ちよかったですね。

気持ち良さも音楽でいうと まぁ様々ありますが

1982年の夏 たしか猛暑だったと思う。

蝉のジージー鳴く最中に 夢中で聴いてたなぁ。
決して情熱的では無いけども
妙に清涼感を伴う効率的な紳士的とも取れる傍若さ。

彼らの3rdアルバム 『Eligible Bachelors』エリジブル・バチェラーズから
このアルバムには 駄作が1曲もないと思えるほどの傑作です。

Monochrome Set - Jet Set Junta
モノクローム・セット/ジェット・セット・ジェンタ



もともと 1978年デビュー英国バンド。ビド 率いる前衛的な志向の楽曲は
オルタナティブ・パンクと言われてましたが 当時のオルタナ・シーンはパンクや
テクノの反動からなのか 原始回帰的な動きがあり ギャング・オブ・フォーやスリッツなど
民族音楽や打楽器を基調にしたリズムを配したアコースティクの流れもポスト・パンクとして
後のニュー・ウェイヴやネオ・アコースティックのムーブメントに影響をおよぼした。

多分にもれず 初期のモノクローム・セットも原始回帰的なサウンドだったけれども
このバンドはちょっと違ってた。
当時、私が好きな曲はバンドのテーマ・ソングなのか『モノクローム・セット』
冒頭から密林の祭祀に捧げるような変調なドラミング、虫の鳴き声や獣の声などが
ミキシングされてるなか 無機質に淡々としたボーカルとモノクローム・セットのリフレイン

MVも モノクロ 特に意味を感じない実験的というか..(『ストレンジ・ブティック』で観れます。)
ただ はっきりしてたのは前衛的とはいえ ペラペラ音質ギターのメロやリフ、ビート感覚には
後に開花しようかというPOPなセンスが垣間見えていたと思います。

紆余曲折を経て 彼らの最高傑作 アルバムになったんではないかと
とはいえ 当の本人はこの曲嫌いと言っているそうでして..(笑)

このなんとも言えない質感の無さと比例しない疾走感が懐古的メロに相成って
哀愁タップリのサーフ・サウンド(?そう聴こえちゃうから仕方ない)に
仕上がってるのも 変に非凡なセンスのなせる業なんかなぁ..
誰でも納得させられるものでも無いけど かっこいい。
とにかく大好きでハマッてましたね。

最高のB級ロック。でも雰囲気A級って感じのナンセンスさ
Monochrome Set - Jacob's Ladder
モノクローム・セット/ジェイコブズ・ラダー


wikipedia:ヤコブの梯子
聖書より

なんにしても 紳士で且つ理性的なのに
溢れんばかりのビート感とPOPセンス

デジタル回避の超ダンス・チューン
ロックとは内なる"エモーション"ということを彼らは
聴かせてくれます。

教会の鐘の音で始まるこの曲
やっぱ彼らのサウンドにはなんか崇高なバックボーンが垣間見えるんですよねぇ。

心地いいとはこのことですね。

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