2009年1月20日

ダーク・ナイト The Sisters of Mercy - Temple of Love

酒 倉庫人 波蔵です。
こちらのブログには あまり映画情報は書き込まないんですが
今回は ご紹介しようとおもいます。

タイトルは『ダーク・ナイト』 ご存知 バットマンです。
1作目から今回まで観ていますが 正直ピンとこなかったのです。
理由は 頑なな正義感が偽善めいてるというか 押し付けがましいというか

俺がやらなきゃ 誰がするってスタンスをとっていながら 葛藤する主人公。
判るけど やっぱ現実感無いですし この内容(エンターティメント映画)で
どうでもいい人物設定..

あんまり 気が進まなかったんだけど バットマンなのに ジョーカー役の俳優さんが
亡くなったんで 追悼的にタイトルを『ダーク・ナイト』(ジョーカーのことかと..)に
したんだろうなぁ なんて思ってました。

結果 観ましてビックリ!! 凄い いい映画でした!! 大満足です。

いい意味で裏切られました。闇の騎士 なるほど..
最初に書いた 主人公の訳わからん正義感についても よく脚本で説明してますし
説得力のある内容に仕上がったのは ジョーカーについても細かい人物描写がされています。

顔の傷についてとか なぜこのような 考えに至ったか など エピソードがちりばめられています。

ゴッサム・シティの人気判事が 悪に変わる流れでは 人格者が突然犯罪者に変わるのですが
深い愛情ゆえの 激しい怒りと憎しみは 人をこんなにも変えてしまうというのは現実的でした。

また 生と死 の選択に迫られた客船と護送船の選択支が 最高のクライマックスです。
このシーンは最高です。是非観てください。

以前 ブログに『光あたるところに必ず闇ができ、闇あるところに光は射さない』と書いたんですが
バットマンとジョーカーの関係もそうです。バットマンが正義に拘り固執すればするほど
自身に闇を落としていく苦悩と葛藤。
ジョーカーは闇そのもの 一筋の光さえも射さない暗闇。

本当に関心したのは 人物それぞれ いろんな人間の本質を様々なエピソードと展開で
表現しきったことに尽きます。

パート1や2などが この映画の伏線であるならば 1も2もいらないですね。
商業的に成功しなければ 成し得なかった 『バットマン』 の最高傑作です。

これは本当お勧め映画です。



アンドリュー・エルドリッチ

名門オックスフォード大学出のエリート。
人格はかなり破綻していたらしく 今のゴシックの創始者ともいわれている。
当時の音楽ではオルタナティブ・ロック/ポジティブ・パンクなどとも呼ばれてました。

音楽と映像で闇を表現するも 退廃かつ破壊的な美意識をはなった奇才。
聴くものを 圧倒的に排除するか ハマッテしまうか
1982年 同曲で ヒットチャートに躍り出ました。

テンプル・オブ・ラブ/1992 再リミックス

皆既現象のなか平和を呼ぶ鳩が対象的に飛ぶ MV。
破壊的且つ呪術的ヴォイスの対極にアラブの伝説的女性シンガーの耽美なスキャットは
まさに 闇と光 。

眩いばかりの世界だけではなく コントラストを伴った世界。

栄光や挫折

愛や憎しみ

退廃と美

闇と光

それが 現実の世界。
The Sisters of Mercy - Temple of Love ザ・シスター・オブ・マーシー/テンプル・オブ・ラブ